- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/01/20(水) 21:04:19.66 ID:tpiSSoPm0
- 王「まずは軍資金の10億Gじゃ」ドン
勇者「えっ?」
王「すでに仲間も手配しておる。ルイーダの酒場に向かうがよい」
勇者「えっ?」
王「船も十隻用意した。武具道具も最高性能のものを可能な限り調達した」
勇者「えっ?」
王「支援全般は一切任せるがよい。さぁ旅立つのだ勇者よ!」
勇者「分かりました。じゃあ行ってきます」
王「本気で魔王倒す」勇者「えっ?」 - ねら速
http://news4ktkr.blog99.fc2.com/blog-entry-98.html
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「えっ?」って流行っているけれども、
「えっ?」って発するときの「ぼく」って、
結構草食系男子的だなぁと思います。
草食系男子は案外、
本当に増えているのかもしれないなぁとか思ったり思わなかったり。
「なにそれこわい」も同じで。
この場合で言う、
「勇者=魔王を倒す」みたいな図式は、
すなわち、
「男=がつがつ働いて、ばりばり稼いで、恋愛して、家庭を持って」
というようなステレオタイプと同じことで、それが現代では崩れかけているのですね。
「ぼく」はそういうものから一歩引いて、「なにそれこわい」って思っているのです。
「男性」に求められる、「画一的な幸せ像」(キャリアイメージ(笑)とか)みたいなものが、
一般的じゃなくなっているのです。少なくとも若い男性にとっては、
それら今まで言われていて今なお言われている「幸せ」感が、
当たり前のことじゃなくなってきている。
女性(笑)やおじさん(笑)や社会制度(笑)が、
そういう「ぼく」の考え方についてこられていなくて、
でも、彼ら彼女らは、そういう「当たり前」を「当たり前に」押し付けて求めてくるので、
「ぼく」は躊躇して、
「えっ?」
「なにそれこわい」
と、言葉を発してしまうのです。
多様な価値観を持った「ぼく」とそれについてきていない「社会」の小さな(そして大きな)齟齬に対して、
「ぼく」から発せられる「戸惑い」やとても「小さな反抗心」、
それが、
「えっ?」「なにそれこわい」なのです。
男性に、男なら「男らしく」あることを求めていませんか。
「男ならこうあるべき」なんて思ったりしていませんか。
「女ならこうあるべき」という言説は糾弾されますが、
「男ならこうあるべき」という言説はなぜ問題にされないのでしょうか。
もっと、そのことについてみんなが多く考える必要があると、ボクは思います。
(特に女性やおじさんは)周りの若い男性をよく見てみてください、
「えっ?」
「なにそれこわい」
ってあなたに対して毎日思っているはずですから。
きっと思っているはずですから。
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