顔写真についてのみの話になりますが。雰囲気や、スタイル、ファッションも含めた話ではないものとして以下書いてます。「雰囲気イケメン」とかいう変な 言葉については後日何か書くかもしれません。
絶対的に造型が美しい顔の人もいます。でも、そういう人でも写真を実際に撮ってみるとわかるけれどもイケメン(美人)に写らなかったりすることはよくあ ります、というかそれふつう。色 々理由はあるけれども端的に、確率論的なのですね、静止画がイケメン(美人)かどうかっていうのは。イケメン(美女)でも変な顔のときはあるっていう当た り前のこと。
イケメン(美女)も常に静止画的キリってしたキメキメ顔しているわけじゃないのです、もっと言うと変な顔とカッコいい顔が連続して波のように変化してい ます。 イケメン、美女と言われる人は、瞬間を切り取ったときの写真写りの顔がカッコいい可能性が普通より高いっていう話なのだと思います。逆に言うと、同じよう に不細工な人は写真写りが残念な可能性が高いのですね。
モデルさんとかがいわゆる「撮影」をしたあとに、膨大な枚数から良いものを拾って人の目にうつる場所に晒すことからもわかる通り、モデルさんの写りでも 悪いものはたくさんあります。取捨選択されたうちの最良のものが雑誌などに載り人の目にうつるのですね。もちろんモデルさんが絶対的にイケメンだとか美人 だとかそういうのはあるのだけれども、それ以外でも色々そぎ落とされたり加えられたりしているのです。
例えば、100枚顔の写真撮って100枚全部イケメン(美人)って人は厳密にはいないのです、マネキンじゃないんだから(だからアイドルのTV動画とか がキャプチャされてネタにされたりする)。でも、100枚 キメ顔の写真撮って90枚はカッコいい人と、100枚のうち数枚はまぁカッコいいかなという人の差があるのです、それがすなわち一般的にカッコいいと言わ れるか言われないか。少なくとも写真写りにおいては。時間も費用も有限なので、100枚撮って写りが良い枚数が多い人(=イケメン、美女)がモデルやアイ ドルになりやすいという。なかなか良い写真が撮れないのでは仕事にならないから。費用対効果。
一般人は自分撮りをするときに、スタジオに入ったりメイクに何時間もかけたりプロのカメラマンを雇ったりふつうしないし、顔の作りは一朝一夕では変わら ないから、配られたカードで勝負するしかないのですね、ただ、(「美」とは何かって話になるとめんどくさいけれども)良い顔写真と悪い顔写真があるのは事 実だから、ちょっと撮影方法を変えたり、撮影する枚数を多くしてみた り、撮影したものを加工してみるのは、至極全うな方法。ディジタルカメラやPCの意味ってまさにそこだと思うし、それを活用してより良いものを得るってい うのが大切。
そうすると案外イケメン(美女)っていうのは幻想なのかもと思えてくるかもしれません。本当に顔の部品の形や配置、数ミリの違いの話なはずなのになぜこ んなに「見たときの感情」に差が!というのは不思議だとは思うのですが、それはまた後日。(意図して醜い(イケメン、美女)じゃない写真を撮るとか、顔以 外の写真についての話もまた後日)
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